情報・システム研究機構 2023-2024産学連携への取り組み
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●オープンイノベーションの事例、成功/失敗事例など●大学や研究機関におけるライフサイエンス研究とデータサイ エンスのマッチング支援の事例●製造企業の生産管理や品質管理、製品開発など事業現場に近 いところの実践的に統計手法や情報・データを有効に活用で きる事例●データサイエンスの産学連携について、企業側(特に『大学 発ではない』ベンチャー・スタートアップ)の要望●農林関係と統計学の歴史は興味深い●林業関係者が数学や統計に親しめるようにベストプラクティス や教育コンテンツをプッシュ型で展開していく必要がある●自律性のあるシステムへの介入と利用に最適化が使える点と、 そのマネジメントにはこれまでと異なった要素の付加が必要だ が、基本はこれまでのマネジメントサイクルと変わらない●情報統計学は、工業界だけに薄く留まらず環境などにも広く深 く有効に活用できると思われる20第一部「魔の川を渡るICT分野の産学官連携事例」情報通信研究機構 山本 俊太郎 先生 第二部 「死の谷を越えるソフトウェア成果の   技術移転事例」東京大学TLO 坂尾 美帆 先生 第一部【オリエンテーション】情報・システム研究機構理事・統計数理研究所長 椿 広計 第二部【データサイエンス研究紹介】「森林産業における数理モデルの展開」統計数理研究所 教授 吉本 敦 第三部【産学連携シーズのパネル討論】椿所長、吉本教授、ROIS産学連携・知的財産室長 https://sanren.rois.ac.jp/seminer-notice05.htmlhttps://sanren.rois.ac.jp/seminer-notice06.html第5回 ROIS産学連携・知的財産セミナーソフトウェアの知財・データマネジメント事例のご紹介 開催日:令和3年12月13日(月)第5回 ROIS産学連携・知的財産セミナーに寄せられた第6回 ROIS産学連携・知的財産セミナーデータサイエンスにおける産学連携シーズ 〜 森林産業における数理モデルの展開 〜 開催日:令和4年2月18日(金)第6回 ROIS産学連携・知的財産セミナーに寄せられた形式:Zoomウェビナー講演の要旨:主に産学連携・知的財産・技術移転等の業務に携わる実務者(コーディネーター・URA 等)に向けて、ICT分野における産学連携によるイノベーション創出を目指す知財・データマネジメントの取組事例をご紹介します。企業とアカデミア機関のギャップを埋め、共創を進めていくためのポイントを議論させていただきたいと考えています。第5回セミナー参加者の声として、ご興味のあるテーマ等についてセミナー後のアンケートによりお伺いしました。ここではそれらをまとめてキーワードまたは箇条書きの形にして下記にご紹介します。●日本のガイドライン等をベースにした価値評価と、諸外国の 大学TLOの価値評価の基準や考え方、例外への柔軟性等●産学連携における、共同研究契約締結におけるポイント●産学連携に取り組んだグループの困ったことや乗り越えたこと●研究機関の知財担当者だけでなく、事務員、教員、研究者レ ベルで理解しておくべきテーマ●公的機関からの技術移転の進め方●大学・研究機関のTLOの最新現況形式:Zoomウェビナー講演の要旨:かつて木材生産を担っていた林業が森林資源利用の中心的な役割を果たしてきました。しかしながら、今日森林を取り巻く社会ニーズの多様化に伴い、“生態系サービス” と言った様々な機能の提供が求められています。従来の水源涵養機能などに加え、温暖化防止を担う炭素吸収機能、生物多様性維持、野生動植物保護、また災害を軽減する防災機能など森林の果たす役割も多様になっています。これらの機能を十分に発揮させるには、森林資源の管理を“適切に” 行っていく必要があります。そこではデータに支えられた森林の成長モデル、モデルの利用による将来予測、また、予測を軸にした最適化手法による管理に対する意思決定支援、最適化モデルを用いた政策分析・評価などが必要不可欠です。今回の講演では、こうした一連のデータサイエンスにおける数理モデルがどのように展開されるのか紹介して行きます。第6回セミナー参加者の声として、ご興味のあるテーマ等についてセミナー後のアンケートによりお伺いしました。ここではそれらをまとめてキーワードまたは箇条書きの形にして下記にご紹介します。●数理モデルと従来の林業家の言い伝えの植林と伐採モデルの比 較、数理モデルのスパンと従来の言い伝えによるスパン間の利 益の違い●日頃利用している実験計画法の源流の一つが農業分野にあるこ とに興味を持った●森林政策を検討する上で予測モデルによるシミュレーションは 大変有効であると思った●森林がもつ機能と価値に新しいアプローチが望まれている時代だ企業などの皆様からの声企業などの皆様からの声

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